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「林道一の沢線の工事予定および登山者通行に関して 2025年6月12日 安曇野市」

林道一の沢線の工事予定および登山者通行に関して、2025年6月12日 安曇野市より発表がありました。
大規模な崩落で、地質調査を行い詳細な工事方法を検討しながらの工事になります。安全に工事が進む事を祈念いたします。
2025年登山シーズン中の車両通行は出来ませんが、林道を所管する安曇野市/工事受託業者の方々に、登山者の徒歩での通行に御配慮頂きました。関係者の皆様には感謝申し上げます。
登山者の皆様は、十分注意して通行してください。

以下、安曇野市からの情報になります。
「林道一の沢線の工事予定および登山者通行に関して 2025年6月12日 安曇野市」
●2024年8月に、林道一の沢線で、大規模な路肩崩落がありました。
 2025年登山シ―ズンは、林道復旧工事のためのボーリングによる地質調査を実施し、
 その後に、林道復旧工事を行います。
 地質調査結果により林道復旧工事の開始時期を判断をしますが、
 シーズン中に林道復旧工事が実施となった場合でも、登山者の通行を確保する予定です。

●2025年登山シーズン中は、林道一の沢線ゲートから林道崩落箇所までの、
 一般車両の通行は禁止です。
 登山者の方は、崩落箇所手前までタクシーをご利用頂き、崩落箇所を徒歩で通過、
 崩落箇所から登山口まで約2km(所用時間約40分)を徒歩で通行してください。

●6月16日(予定)から約3週間の予定で、
 林道復旧工事の為の、ボーリング調査を実施します。
 調査期間中は、登山者は徒歩での路肩通行が可能です。
 注意看板に従い、十分注意して通行してください。
 ※崩落箇所の徒歩での登山者通行については、可能としていますが
  崩落の状況等により通行止めになる場合があります。最新状況は、安曇野市HPでご確認ください。

●ボーリング地盤調査後に、崩落箇所路肩脇に、登山者用徒歩仮設通路の設置を予定しています。
 登山者は、仮設通路を通行してください。

●林道復旧工事に関しましては、工事期間等が確定した時点で
 安曇野市より改めて公表いたします。

一の沢の丸太橋を掛けました(6月9日)

一の沢の丸太橋を3箇所掛けてきました。本年度は雪が多かったため雪解けが遅くやっと橋をかけることが出来ました。これから梅雨入りしますが、大雨により橋まで水かさが上がっていたり、流されてしまっていることもあります。そういった場合は無理せず引き返していただきますようお願いいたします。

林道一の沢線崩落復旧工事に関する情報

2025年登山シーズンに先立ち4月に、北アルプス山小屋友交会、北アルプス登山道等維持連絡協議会、常念小屋等で安曇野市と以下の協議/確認を行っております。
●林道が車道巾の過半、長さ10m以上の大規模な崩落の為、復旧工事には相当の期間がかかる。
●復旧工事にあたっては、迂回路設置等の対策を講じて、登山者の徒歩通行を確保した上で工事を行う。

5月30日(金)に、安曇野市耕地林務課より、復旧工事のボーリング地盤調査にあたり、「6月16日より登山者の徒歩通行を含む全面通行止めを実施する。」と安曇野市ホームページで公表がありました。
即刻、6月2日(月)に、安曇野市長、安曇野市観光課に、北アルプス山小屋友交会、北アルプス登山道等維持連絡協議会、安曇野市タクシー運営協議会、常念小屋から、以下の内容で、安曇野市に抗議とお願いを申し入れました。(安曇野市観光協会からも、近日中に独自に要望書の提出を行う予定とのことです)
●関係者に何の相談もなく、シーズン当初の方針に反して突然の全面通行止めの公表がなされた事は、誠に遺憾である。
●一の沢登山道が利用できない事により、体力経験が十分でない登山初心者が、三股前常念経由の登山に足を踏み込み、山岳遭難が多発する事態が想定される。
●一の沢登山道は、燕岳~常念岳~蝶ヶ岳の縦走路の中間点にあり、縦走中の天候/体調/その他、エスケープルートとして重要。
●林道中房線も車両通行できない状態の中で、三股登山口に車両が集中し、渋滞/事故/更には林道損傷も危惧される。
同日「6月16日より登山者の徒歩通行を含む全面通行止めを実施」を取り下げて頂きました

現在、安曇野市では、山岳観光を所管する観光課/工事を所管する耕地林務課/工事受注者により、2025年登山シーズン前の「登山者の徒歩通行を確保した上で工事を行う」の方針に従い、調整を行って頂いております。

ご予約を頂いた方から、問い合わせもございましたが、常念小屋と致しましては「登山者の徒歩通行を確保した上で工事を行う」が行われる前提で、宿泊のご予約を承っております。
大規模な林道崩落で、再び崩落が起きないように、万全な復旧作業が必要になります。
2025年シーズンは、タクシーで崩落現場まで、崩落箇所からの徒歩での通行(約40分のプラス)になり、登山者の皆様には御迷惑をお掛けしますが御理解いただき、メンバーの体力や登山経験に基づき、一の沢登山道、三股前常念登山道の適確なルート選択を行い、常念岳の登山を計画されますよう、お願い申し上げます。

林道/登山道の状況につきましては、常念小屋ホームページ/フェイスブックで、随時ご案内いたします。