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林道一の沢線崩落復旧工事に関する情報

2025年登山シーズンに先立ち4月に、北アルプス山小屋友交会、北アルプス登山道等維持連絡協議会、常念小屋等で安曇野市と以下の協議/確認を行っております。

●林道が車道巾の過半、長さ10m以上の大規模な崩落の為、復旧工事には相当の期間がかかる。

●復旧工事にあたっては、迂回路設置等の対策を講じて、登山者の徒歩通行を確保した上で工事を行う。

5月30日(金)に、安曇野市耕地林務課より、復旧工事のボーリング地盤調査にあたり、

「6月16日より登山者の徒歩通行を含む全面通行止めを実施する。」と安曇野市ホームページで公表がありました。

即刻、6月2日(月)に、安曇野市長、安曇野市観光課に、

北アルプス山小屋友交会、北アルプス登山道等維持連絡協議会、安曇野市タクシー運営協議会、常念小屋から、(安曇野市観光協会からも、近日中に独自に要望書の提出を行う予定とのことです)

●一の沢登山道が利用できない事により、体力経験が十分でない登山初心者が、三股前常念経由の登山に足を踏み込み、山岳遭難が多発する事態が想定される。

●一の沢登山道は、燕岳~常念岳~蝶ヶ岳の縦走路の中間点にあり、縦走中の天候/体調/その他、エスケープルートとして重要。

●林道中房線も車両通行できない状態の中で、三股登山口に車両が集中し、渋滞/事故/更には林道損傷も危惧される。

等の観点より、安曇野市に抗議とお願いを申し入れ、同日「6月16日より登山者の徒歩通行を含む全面通行止めを実施」を取り下げて頂きました。

安曇野市では、山岳観光を所管する観光課/工事を所管する耕地林務課/工事受注者により、2025年登山シーズン前の「登山者の徒歩通行を確保した上で工事を行う」の方針に従い、再協議を行っております。

ご予約を頂いた方から、問い合わせもございましたが、常念小屋と致しましては「登山者の徒歩通行を確保した上で工事を行う」が行われる前提で、宿泊のご予約を承っております。

大規模な林道崩落で、再び崩落が起きないように、万全な復旧作業が必要になります。

2025年シーズンは、タクシーで崩落現場まで、崩落箇所からの徒歩での通行(約40分のプラス)になり、登山者の皆様には御迷惑をお掛けしますが御理解いただき、メンバーの体力や登山経験に基づき、一の沢登山道、三股前常念登山道の適確なルート選択を行い、常念岳の登山を計画されますよう、お願い申し上げます。

林道/登山道の状況につきましては、常念小屋ホームページ/フェイスブックで、随時ご案内いたします。