ホーム コース

コース

Course

入山口までのアプローチ

常念岳・常念小屋の登山口へは安曇野市からアプローチします。

お車をご利用の方

  • 高速道路をご利用の場合、長野自動車道の安曇野ICが便利です。
  • 2024年8月に、一の沢登山口に向かう林道一の沢線で、路肩崩落がありましたが、登山者は、崩落箇所を徒歩で通過する事が可能です。
  • 登山口駐車場の御利用ができません。崩落箇所手前には登山者用駐車場がありません。一の沢林道ゲートから林道崩落箇所までは、タクシーのみ通行可能となっています。崩落箇所から登山口までの約2kmの通行は、徒歩で約40分を見込んでください。
  • 三股前常念コースの三股登山口は、林道一の沢線、燕岳登山口の林道中房線が共に車両通行止めの状況で、今シーズン大混雑が予想されます。登山口に駐車場がありますが、安曇野市有明「しゃくなげの湯」前の「安曇野市営温泉公園登山者用駐車場(無料)」等の登山者用駐車場をご利用になって、タクシーでの入山をお薦めします。
  • 安曇野市の登山者用駐車場空き状況マップで、各駐車場の状況をご確認ください。
  • 台数に限りがありますが、タクシー会社で自家用車の預かりサービスもございます。安曇野市の各タクシー会社に直接お問い合わせください。

  • 林道一の沢線の工事予定および登山者通行に関して、2025年6月12日 安曇野市より、発表がありました。
    2025年登山シーズン中の車両通行は出来ませんが、林道を所管する安曇野市/工事受託業者の方々に、登山者の徒歩での通行に御配慮頂きました。関係者の皆様には感謝申し上げます。
  • 以下、安曇野市からの情報になります。
    「林道一の沢線の工事予定および登山者通行に関して 2025年6月12日 安曇野市」
    • 2024年8月に、林道一の沢線で、大規模な路肩崩落がありました。2025年登山シ―ズンは、林道復旧工事のためのボーリングによる地質調査を実施し、その後に、林道復旧工事を行います。地質調査結果により林道復旧工事の開始時期を判断をしますが、シーズン中に林道復旧工事が実施となった場合でも、登山者の通行を確保する予定です。
    • 2025年登山シーズン中は、林道一の沢線ゲートから林道崩落箇所までの、一般車両の通行は禁止です。
      登山者の方は、崩落箇所手前までタクシーをご利用頂き、崩落箇所を徒歩で通過、崩落箇所から登山口まで約2km(所用時間約40分)を徒歩で通行してください。
    • 6月16日(予定)から約3週間の予定で、林道復旧工事の為の、ボーリング調査を実施します。調査期間中は、登山者は徒歩での路肩通行が可能です。注意看板に従い、十分注意して通行してください。
      ※崩落箇所の徒歩での登山者通行については、可能としていますが、崩落の状況等により通行止めになる場合があります。最新状況は、安曇野市HPでご確認ください
    • ボーリング地盤調査後に、崩落箇所路肩脇に、登山者用徒歩仮設通路の設置を予定しています。登山者は、仮設通路を通行してください。
    • 林道復旧工事に関しましては、工事期間等が確定した時点で、安曇野市より改めて公表いたします。

電車(JR)をご利用の方

JR大糸線の豊科駅または穂高駅で降りてください。
その後、入山口までタクシーをご利用いただけます。約30分で一の沢林道の終点に到着します。

●登山口までのタクシー ●首都圏からの登山バス

  • 安曇野市の主要地点から登山口までのタクシー料金については「南安タクシーのウェブサイト」でご確認いただけます。
  • 東京発着の登山バス「毎日あるぺん号」も運行しております。詳細はバナーをクリックして、ウェブサイトをご覧ください。

常念小屋までの登山コース

(1)【オススメ】一の沢登山コース

小学生から中高年まで楽しめる、沢筋の快適な常念登山メインルート。

このコースは沢沿いを進むため水の心配がなく、比較的安全なコースとして山歩き初心者にもおすすめです。登山者が40代の場合、約4時間30分の行程で進むことができます。
登山口から常念小屋のある常念乗越までの標高差は約1200メートル。常念乗越では、北アルプスの爽やかな風と、常念小屋の赤い屋根の上に槍ヶ岳が出迎えてくれます。
小屋に荷物を置いたら、常念岳の頂上まで約1時間30分で登ります。頂上からは、槍穂高のパノラマが広がります。頂上から常念小屋までの下りは約1時間。夕焼けは小屋の前や常念乗越でお楽しみください。

(2)三股前常念登山コース

樹林帯の急登から岩稜歩き、体力自慢の健脚向けロングコース。

「三股前常念コース」は、三股登山口から始まり、樹林帯を標高差1300メートルを約5時間30分かけて一気に登ります。前常念から常念岳への岩稜帯は約1時間30分、常念岳から常念小屋までは約1時間の行程です。全体の行程は約8時間(40代の一般登山者の場合)で、体力のある中級者向けのコースとなっています。朝早く登山を始め、時間に余裕をもって計画してください。
前常念には避難小屋がありますが、前常念から頂上へ向かう岩稜帯は雷の危険があるため、悪天候時には避難小屋に避難してください。また、避難小屋上近くから常念小屋に向かう横巻道には途中に鎖場(ロープ)が3箇所あります。体力を消耗したまま通行すると滑落の危険があるため、前常念から常念小屋に向かう下りでは通行しない方が賢明です。
前常念付近で日没になる場合は、避難小屋でのビバークがおすすめです。常念小屋に宿泊予約がある場合は、携帯電話で連絡してください。積雪期には横巻道(トラバース)は滑落の危険があるため通行禁止となります。必ず頂上を経由してください。

(3)常念小屋〜蝶ヶ岳縦走

登り下りが手強い縦走路、時間に余裕を持って槍穂高のパノラマを満喫。

登り下りを繰り返すため、地図上での水平距離から想像するよりも体力を消耗します。特に、常念小屋から蝶ヶ岳ヒュッテまでの間に水場がないため、水の補給をお忘れなく。
常念岳の標高2857メートルから最低鞍部の標高2512メートルまでの下りは、花崗岩の石の上を下ります。焦らず慎重に歩いて歩いてください。
逆コースで蝶ヶ岳から常念小屋に向かう場合は、最後の部分で体力を消耗した後に常念岳への登りと常念小屋への下りが待ち構えています。常念小屋から蝶ヶ岳へのコースタイムに1時間程度加算して、約6時間30分の行程で登山計画を立ててください。

(4)常念小屋〜大天井岳縦走

槍穂高を眺めながら平坦な尾根歩き、常念小屋連泊で身軽な往復もお薦め。

常念小屋から大天井岳(大天荘)までは、約3時間半(40代一般登山者)の行程です。始めに常念乗越から横通岳まで約40分を登ります。 横通岳からは東天井岳までは、登り下りの無い広い尾根を、槍ヶ岳を正面に見ながら進みます。
東天井岳からは、二の俣に至る旧道に向かわない様に気を付けて、大天井岳に向けて一気に登ると、大天荘の前の広場に到着です。大天荘は6月中旬からの営業ですので、営業期間をご確認ください。
大天井岳では、西岳・東鎌尾根・槍ヶ岳に向かう登山道と、燕岳に向かう登山道が分岐します。
燕岳への積雪期には、大天荘から切通し岩に向かう横巻道(トラバース)は滑落の危険があり通行禁止です。必ず大天井岳頂上を経由してください。